故 キム・ジュヒョクさん 追悼 【 レコメンド「ホ・ジュン~伝説の心医」135話 完全制覇 】 [韓国ドラマを語る]
かつて、ポニーキャニオンさんが企画した、
韓流プロジェクト。
この「ホ・ジュン」を推薦した私のコメント入り広告が、
6年前に朝日新聞に掲載されたことがあります。
2001年版「ホ・ジュン」は、
イ・ビョンフン監督が演出を手掛けました。
俳優として芽が出なかった、チョン・グァンリョルさんの出世作となり注目を集めました。
それから、時を経て、
2013年版は、「武神」の故 キム・ジュヒョクで、父は、初代「ホ・ジュン」(1975年)を
演じた故 キム・ムセンです。
親子が同じ作品で主役を演じる奇遇、運命。
リメイクなので、2001年版と重なる場面が多いのですが、より繊細に描いている印象を持ちました。
1話当たり35分程度と見やすい時間設定。
信念を持ち、師匠を絶えず想い、「心医とは何か?」を常時、自問自答していきます。
勉学に励み、遂には「東医宝鑑」を完成させ、当時の医療に、貢献しました。
今作も、何度も泣きました。笑いました。
人生の困難にぶつかっても、投げ出すことなく、
懸命に治療していく姿勢、決して権力に媚びることなく、
賄賂に溺れることなく、
御医から、大鑑へと出世した後は、故郷へ戻り、貧しい民への治療を通じ、
寄り添うことを選びます。
賤民から、両班へ。
単なるサクセス・ストーリーとして見るのだけではなく、
なぜ、民や周りの人間から慕われ、時に嫉妬されたのか?考えて欲しい一作です。
死ぬまで、師の教えを貫き通した「心医」であったのです。
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