SSブログ
映画鑑賞 ブログトップ
前の10件 | -

映画「エリザベート1878」 @ 伏見ミリオン座 [映画鑑賞]

DSCF5254.JPG
美貌が衰える、40歳。エリザベートを、この1年だけに集約し、
強い女性として描いた傑作。
エリザベート1878.jpg
ミュージカル「エリザベート」FANにはたまらない光景が映し出される。
フランツ・ヨーゼフとの距離感、ミュージカルでは描かれない
愛娘、マリー・ヴァレリーへの寵愛、
アンナ・ナホフスキーへの皇帝の愛人要請。
自由を愛するエリザベート。
旅から旅へー。

ハンガリーへの愛情。
ハンガリーで亡くなったゾフィーへの回顧。
愛娘、マリー・ヴァレリーへは、ハンガリー(マジャル)語を教えるよう教師に
指示するあたりだろうか。

その他、不安定情勢をどうするつもりなのか?
抱き込むのか、突き放すのかー?
「サラエボ問題」に対し、皇帝に意見する姿は、
実に逞しかった。
イタリアでのラストシーンは衝撃が走った。

あっという間の2時間。
ミュージカル「エリザベート」が好きな方には、馴染みのある舞台が映像美で
映し出されることに感動すること違いない。

さて、伏見ミリオン座は、
東京で言えば、馴染みの早稲田松竹や下高井戸シネマに値する名古屋の名画座。
俳優の渡辺いっけいさんをはじめ、多くの映画関係者が訪れていることが、
サインから分かる。
DSCF5255.JPG DSCF5256.JPG

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

映画「Dr.コトー診療所」 @ ミッドランドスクエアシネマ2 [映画鑑賞]

テレビシリーズと特別編を全部見直して、整理して臨んだ観賞。
初日公開、レイトショー、名駅。
100人くらいは入っていたかな?
意外と若い子(20代以上だけど)がいて驚いた。
ネタバレはここで、できないけれど、一言で言えば、「140分?もう?」
あっという間に過ぎていくことに驚き。
アレ、もう終わりなの?
泣いているうちに、物語の中の人になっている内に、
TVドラマの様々な場面を思い出しながら、感慨深く見させてもらった。
個人的に注目の生田絵梨花、
生ちゃんは、
この豪華で重鎮なキャスト陣の中にいても、遜色ない存在感を発揮。
主要な役どころ(看護師)を見事に演じきった。
この冬の話題作、
名古屋に来て初めてかな?
多分そうだな。
かつて、日本映画学校(大学)在職中は、週に1本は新作、旧作と観ていたからね。

それでも、500本くらいかな。
号泣しているうちに、中島みゆきさんの主題歌「銀の龍の背に乗って」。
テロップを見ながら、
日本映画学校出身者はいなかなと、
探す癖は付いていて、結局誰もいなかったけれど、癖って怖いね。
名曲と共に、最後は「演出 中江功」でFINISH。
誰1人席を立たない名曲が、このドラマを不朽の傑作に仕上げた。

 配給の東宝によると、本作は全国347スクリーンで封切られ、
この日午後3時までの動員と、土日の座席予約数により「興行収入30億円突破を
狙える大ヒットスタート」となったことをスポーツ報知が報じた。

主題歌は、TVシリーズと変わらず、名曲「銀の龍の背に乗って」by 中島みゆき

   

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

シーア・アイウィック監督「世界一キライなあなたに」(2016年米・英合作) [映画鑑賞]

ディグニタスとかライフサークルとか、人に生る権利があるなら、
死ぬ権利があってもいいじゃないかと、
勉強させてもらった作品。

スイスでは、ディグニタスという団体が有名で、そのほかにも3つくらい、
自国だけでなく、外国人からの「死ぬ権利」を受け入れている。
本作では、バリバリのエリート青年サラリーマンが事故に拠り、仕事ができなく
なる悲劇を描き、介護士との淡い恋愛を描いた傑作に仕立てて魅せた。
「ネンブタール」という薬(点滴)で死ぬ訳だけど、
日本人も登録者数は一定数いると聞いている。
麻痺した身体で何ができるのか?
絶望した父がディグニタスから、許可を得る。
母親は反対するものの・・・。
「安楽死」「尊厳死」という非常に重いテーマと恋愛。
私は、この作品を観て初めて、「死ぬ権利」というものを意識した。
生きなくてはいけないという強制や、生きることが正道ではないことを学んだ。
欧州諸国では、自国民に限り「安楽死」「尊厳死」を認めている。
オランダやルクセンブルクは代表的。
ルイーザは、ウィルのことが好きになった。
ウィルもそうだったに違いない。
もし、健常者同士で出会っていたら。いやいや、生かそうよ。
ルイーザに与えられた介護アルバイト期間は6ヶ月。
なぜかは後に知ることになるが、介護するうちに好きになっていく彼との
楽しい時間は限りがあった。
            世界一キライなあなたに.jpg

私の友人が、日穏-bionの主宰をしながら、脚本と演じ手をしている。
たまたま観劇に訪れた日。コロナ禍だけど、呼び出して少しだけ話した。
丁度、映画を見たばかりだったし、知識もあるから、語りたいと思ったのだ。
非常に重いテーマを演劇という手法で「考える」演劇に仕上げて魅せたいた。

私は、今もそれほど状態が良い訳ではない。
当時、ネンブタールを…。いや、オーバードーズで…と、考えていた時期でも
あり、タイムリーな作品だった。
映画は、精神科医の先生に紹介してもらった。
演劇は、東京でたまたま時間があり、調べていたら、恵比寿で友人の芝居が
あったので足を運んだのだ。

映画でも演劇でも考えさせられた「死ぬ権利」。
私は、いつ、どこで、どうやって死ぬかまで考えているよ。
その前に、事故や病死しちゃうかもしれないけれどね。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

映画「チーム・バチスタの栄光」 by Gyao (2008年公開) [映画鑑賞]

もう12年前の作品なんですね。
時が経つのは早いですね。
日本アカデミー賞にも上がって来た、未見の作品でした。
バチスタ手術で失敗を重ねる名医の理由。
厚労省から派遣された役人×精神心理士(竹内結子)が解くー。

「このチームの中に、犯人がいる。」

衝撃と意外なラスト、スリリングなサスペンス劇場でした。
ココリコの田中、なかなか美味しい役で出演。
演劇派で囲まれた中で、持ち前の味を出すあたりは、さすがですね。
             チーム・バチスタの栄光.JPG
竹内結子さん、この前作で評価が高い、映画「サイドカーに犬」で電撃復活。
キネ旬の主演女優賞にも輝きました。
それを前から5列目くらいで見つめていたのが「私」。
会場はスタンディングオーベーションで迎え、その美貌と卓越した演技に感動したの
だけど、まさかね、
個人的に大好きな作品「いま、会いにゆきます」はいつ見ようか。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

「湯を沸かすほどの熱い愛」 by Gyao 2016年10月29日公開/125分/ドラマ [映画鑑賞]

中野量太監督の出世作を鑑賞。
4年前の作品だけど、色褪せない、力強い作品だった。
全員が主役。
そういう意図が見えたし、
2時間に詰め込むには難しい主張(表現)をやってのけたことは称賛に値するね。

               湯を沸かすほどの熱い愛.JPG

「日本映画学校」”らしさ”が出ていたから、
分かる人には、卒業制作の超延長線上に見えたかもしれないね。
意外なストーリー展開に、観ている側が熱くなる。

なぜ、手話を教えたのか?
なぜ、イジメに遭っている娘を無理にでも学校に行かせたのか?
自分の母親に一目と、門前払いの悲しき現実。
余命数ヶ月、「死」を前にした女性の強さを如何なく発揮した傑作。
女性の強さを描くというと、今村昌平監督を思い出すね。
オマージュだったと思う。

この作品で、
杉咲花ちゃんは、一気にスターダムへと上り詰めるんだよね。


【当時の各賞受賞】
第40回モントリオール世界映画祭・Focus on World Cinema部門、
第21回釜山国際映画祭・アジア映画の窓部門、
第29回東京国際映画祭・Japan Now部門 正式出品作品。
第40回日本アカデミー賞では6部門受賞、内2部門では最優秀賞、
第41回報知映画賞・第31回高崎映画祭・
第26回日本映画批評家大賞ではそれぞれ4冠、
第38回ヨコハマ映画祭では3冠を達成

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

石井裕也監督「僕たちの家族」(2013年公開・日本) キネマ旬報ベストテン第5位 [映画鑑賞]

2人兄弟、高齢の父親と母親4人家族を描いた心が動く、静かで、毒のある、
リアリティを追求していくドラマ。母親の脳腫瘍発覚から始まる家族の絆。兄弟の葛藤。
妊娠中の兄嫁の冷酷さと温かさ。
僕たちの家族.jpg
母を助けたいと願う不器用な大学生の弟の「本気」。
兄の真面目さ。
父の弱々しさ、どうしようもないほどの力のなさ。
母親の余命宣告から、いやそれ以上前から崩壊が始まっていた平凡と思われる家族に衝撃が走る。
本当にありそうだなと思う、
その静かなリアリティに引き込まれた2時間。
人生、突然何が起こるか分からない。
何が必要になるか、破産しなきゃいけなくなるか、
その「突然」に、家族がどう対応するかを問う容赦ない
演出、それに応える役者陣が素晴らしかった。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

映画版 / ミュージカル「キャッツ」 名古屋ミッドランドスクエアシネマ 試写会 [映画鑑賞]

どういう訳か、<クリスマスイブ>の夜。
家族や恋人、友人と過ごす人が多いのかなと思いますが、仕事終わりに、急ぎ行ってきました。
「メモリー」♪という名曲を聴くことが出来て、リズムよく、歌とダンスで一気に魅せる110分。
最終調整版ということのアナウンス。
劇場公開までまだVFXで追加があるようです。
まぁ、「キャッツ」が好きな方なら、その期待は裏切らないと思います。
https://cats-movie.jp

 

2020年1月24日~全国順次公開
監督は、「レ・ミゼラブル」「英国王のスピーチ」の
トム・フーバー。

 

 


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

映画「デッドエンドの思い出」 プレミアム上映会 @ BMシアター [映画鑑賞]

スヨンの美貌、再び!
デッドエンドの思い出.jpg
元・少女時代のスヨン主演で、ボイメンの田中君が共演。
春のロケで、撮影協力した関係で、
プレミアム試写会元・少女時代のスヨン主演で、ボイメンの田中君が共演。
春のロケで、撮影協力した関係で、
プレミアム試写会、足を運んで来ました。
オール名古屋ロケ、よしもとばななの原作を韓国人女性監督、
チェ・ヒョンョンが映画化。
政治的には、冷え込む日韓関係。
しかし、文化交流は活発。スヨン、可愛かったなぁ。
春にアテンドした時は、大興奮、目の前でこの美貌を見たし、
握手も2回して頂きました。
映画は、名古屋の魅力が詰まった優しい映画に仕上がっていました。
DSCF2281.JPG DSCF2278.JPG

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

新海誠監督「君の名は。」(2016年)初鑑賞@テレビ朝日 [映画鑑賞]

世代の問題なのか、物語が合わなかったのか、
泣ける泣けるという煽りに期待し過ぎたせいなのかな、、、
これ以上は言うまい。

君の名は。.jpg

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

東映:新城毅彦監督「ただ、君を愛してる」(2006年・日本) by Gyao [映画鑑賞]

エンドロールを見る癖は治らないな。

職業病だ。
原作は、映画『恋愛寫眞』のコラボレーション企画として執筆された市川拓司の
『恋愛寫眞 もうひとつの物語』。
宮﨑あおい×玉木宏×黒木メイサ 当時で考えれば外れないキャスティングだ。
20代を思い返してしまう純愛ラブストーリー。

ただ、君を愛してる.jpg
大好ききになってしまった彼の趣味は「写真」。
カメラに興味のなかった静流が、

ニューヨークで個展を開くというお知らせが届くところから物語が始まる。
ニューヨークのブルックリンブリッジ。NY摩天楼。
あー、ここ行ったなとか、個人的に3年半前を思い出しながら拝見。
映画は、「写真」がキーワードになっている。
男女の友情とは? ちょっと考えてみたくなる。
主軸の物語を支える大切な「友人たち」と、人に言えない「病気」。
CANONの一眼。
恋人、家族、子供たち、老夫婦を映した愛情溢れる人物を撮った写真たち。
成長して、素敵な仕事を見つけた静流の最後が悲しい。
「いつか、どこかで会おうね。」
私も、無性に言いたくなった。
優しい気持ちになれる作品でした。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画
前の10件 | - 映画鑑賞 ブログトップ